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最初のブログ→経緯2乳がん発覚のとき
乳がん発覚~転移告知~現在を時系列で読んでいただくと、心の動きや考え方、身体の状態についてよりご理解いただけると思います。(#^^#)
昨日はお絵描き教室だった。
行く時は躊躇した。
痛みはあるし、今はかなり小雨だけど、帰りはもう少し降ってるかもしれない。
降水確率は100%だから止むことは無い。
どうやって行こう?
股関節も腰や背中も、もちろん右肩も結構痛いから普通なら車椅子の一択だ。
でも雨の中、車椅子はムリ。
そして歩くのもムリなんだから、残る手段は電動自転車しかない。
大丈夫かな。
今日はキャンセルにしようか。
もったいないからじゃなくてね。
これからも、雨の日は何も出来なくなるのかな。
どんどん世界が狭くなるのかな。
そう思うと、何とかして行きたかった。
教室は道路を渡ってひとつ向こうの筋を折れてすぐの場所。
電動自転車ならほんの3分くらいの至近距離だし。
かなり慎重にいつもより注意して傘は差さずに行った。
やっぱり少しの段差でも痛かったから。
教室は無事に終わり、やっぱり気分が晴れやかになった分、来てよかったと思いながら片付けをした。
外はもう真っ暗で行きより少し雨は強くなってた。
傘は差さずに教室を出て路地から車通りの多い道路に出たら、白い車が道路に止まって人が降りてきていた。
何で道路の真ん中にとまってるの?
そう思いながら渡ろうとすると、目の前に何かがうごめいていた。
そこに車から降りた人が向かってる。
一瞬何かわからなかった。
道路の真ん中に止まった車の前に、、、なに?
人?人だわ!
やっと自体を把握できた。
交通事故だ。
私は無意識に歩道に自転車を止めようとした
痛い!
そんな簡単に自転車から降りることも出来ない体だった。
私なんかが助けるなんて。
かえって迷惑かも。
そう思うと動けなくなった。
でも、倒れてる人はおばあちゃんだ!
そう思ったら体が動いていた。
自転車を止めて、杖で必死に道路に倒れてるおばあちゃんの元に行った。
意識はしっかりあるし少し動けている。
でも頭を切ったのか血が出ている。
持っていた傘をかけてタオルを出した。
事故をした車からは3人の女の子と子供が降りてきた。
少しカタコトの日本語を喋るフィリピンの子達だった。
運転していた子は泣いてパニックになっていたので、比較的しっかりした子に救急車を呼ぶように伝えて、私は警察に電話した。
おばあちゃんは、血を流しながらもしっかりしていて、名前や連絡先を聞いたら、何と同じマンションの上の階の人だった。
家族と救急車、警察も来て一段落したところで私は先にその場所を離れて帰った。
部屋に戻った時には、股関節や身体中の痛みで動けなかった。
雨でアタマからびしょびしょだったけど、しばらく玄関に置いた椅子でうずくまっていた。
ばあちゃんは、多分骨折もしていなくて軽傷で済んだかもしれない。
でも、もし私だったら。
転倒の段階で骨折してる可能性は高い。
もっと大事になってたかもしれない。
今回は助けたと言っても電話で連絡したり傘をかかげたりタオルで抑えたりする程度。
力を使うことも何もしていない。
おばあちゃんのそばにかがみこんで、救急隊が来た時にのこうと思ったら自力では立てなかった。
救急隊の人に立たせてもらった。
もう人助けをできる体では無いんだと思い知った。
雨の中を電動自転車で出掛けた事も反省した。
まだ出来る。
そうじゃない。
もう危ないかもしれない。
そう思って行動しないと、もう私の体は人様に迷惑をかける。
自分から諦めていかないとダメなこともある。
何でもがんばればいい訳じゃない。
そう思う出来事だった。
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