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最初のブログ→経緯2乳がん発覚のとき
乳がん発覚~転移告知~現在を時系列で読んでいただくと、心の動きや考え方、身体の状態についてよりご理解いただけると思います。(#^^#)
前回からの続きになります。
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そして、今の旦那さんに巡り会った。
ギューッとしてくれる人に出会って、
それがどれだけ大切なことかを理解してくれる人と一緒にいるようになって、
結婚して、夫婦二人でお店を持った。
そしてココ最近で色々な経験をして、色々なことに気づくようになったというのです。
だから、私に言うと言いました。
アナタも同じでしょと。
もちろん赤ちゃんの時から幼児の頃は写真にもあるし、数度は抱きしめられた記憶もある。
でも家庭が崩壊し始めたのであろう、その幼児の頃以降は願えども甘えようとも、ぎゅっと抱きしめられた記憶はない。
甘えに行ったり相談してみたり何度も何度もした。でも触れることはなく、よそよそしくお茶を濁された記憶しかない。
面倒なことには関わりたくないのかと思った。
「だから、自分に自信が持てないままなのよ。アナタも私も」
「自己評価も自己肯定感も、ものすごい低いのよ」
私は末期ガンになりました。
家族から愛されているとは思えません。
実際、愛されていません。
そうするとね、生きてられないのです。
私が生きようとすると、周りの人が迷惑するじゃないですか。
手伝ってやらないといけなかったり、助けないといけなかったり。
私が生きていると迷惑をかけるのです。
それに、肉親に生きてて欲しいと思われてないと、がんばって辛い治療をして生きようなんて思わないのです。
もういいよ。
苦しくないようにだけして終わりにしようよ。
早く終わってよ。
私の中にはずっとそれがある。
でも友達たちは違う。
私なんかに生きていて欲しいと本気で思ってくれる。
色々なことを考えて助けてくれたり協力してくれる。
私なんかが必要だと言ってくれる。
困る。
私はそれが嬉しくて、また遊ぶ約束をしてしまう。
友達には会いたいからその日までは元気でいれるように頑張ってしまう。
それの繰り返しで今日まで来てしまった。
だから「本当はもう終わりでいいのよ」なんて言えない。
これ程支えてくれる人達にそんな事言えずに一人で終わっていいのにと思ってた。
せめて迷惑をかけないように。
何も望まないように。
困らせないように。
できるだけ片付けをしてフェードアウト出来るように。
彼女はそれを分かってた。
だから、そういったんだと思う。
生きたいように生きいよ!
今しかないで!欲しい物手に入れてやりたい事やりよ!
幸せを感じて生きてよ!
叫ぶように大きな声で、私の腕を掴んで、本気の目をしてた。
「猫のことは私が全部引受けるから。
もし、(私が)入院することになったら、お迎えに来てウチで預かる。
もし、(私が)いなくなったら、ウチで引き取って大切に育てる。」
(猫さんと家族になって) 幸せに毎日を過ごして欲しい。
(猫さんのために) 生きようと思って欲しい。
子供の頃からの憧れを叶えて欲しい。
そして、
もっと自分本位になっていいから、もっと幸せを感じて欲しい。
涙が出て、声を上げて泣いてた。
あまりの事にビックリして今も全部をはっきり思い出せない。
抱きしめてくれてた。
ハグとかじゃなくて、ギューッと強く抱きしめて、ずっと背中をさすってくれた。
親が子供にするみたいな、ギューッだった。
肉親に言って欲しかった。
母や姉に対して、冷めた感じで分析したりしてみたけど、
本当はこんな風に「生きて」と言って欲しかったのよ。
こんな風に幸せを感じて思うように生きてと言って欲しかった。
それに気づいてしまったら、勝手に口から言葉が出ていた。
私は悔しかったの。
本当に悔しかったの。
許せない。
絶対に許したくない。
あの二人が私に言った事、すごく悔しかった。
あの二人が私にした事、絶対に許せない。
認めたら負けになるからと、自分で認められなかった感情と、言ってはいけない言葉。
でも、言っちゃったら、何でもなかった。
だって、わたし、あの人達と戦う理由なんてとっくにないんだ。
不思議。
なんでそう思うのかな。
まだうまく説明できない。
まだよく分からない。
でも、
あの人達と戦う理由なんて、とっくにない。
ひと通り泣いたら恥ずかしくなって、笑ってともだちから離れた。
私ね、周りに確実に迷惑かけるけど、
猫と暮らしたいの!
よろしければお願いします😆
読んでいただきありがとうございます😊