ウチの緩和ケア病棟へ。

 

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乳がん発覚~転移告知~現在を時系列で読んでいただくと、心の動きや考え方、身体の状態についてよりご理解いただけると思います。(#^^#)

 

 

「いつか来る最期の時に、ウチの緩和ケア病棟に来て欲しいの。」

 

目からウロコじゃなく眼球が転がり落ちるかと思った。

 

 

従姉妹が来た。
いつも私を助けてくれる唯一の身内の従姉妹。

その従姉妹の父、母、娘が二人の家族一同が顔を揃えてやってきた。

痛みや倦怠感があることを知っているので、沢山の手作りのご飯やゼリーやケーキ。
「台所使うで!」と、手早く唐揚げまで揚げて、すっかりパーティー仕様。

 

この人たちは。
つまらない冗談やくだらない話で散々盛り上がって、みんなリラックスして笑っている。

遅れて電車で来てくれる下の娘を心配して、みんなで携帯を奪い合って乗り継ぎを教えている。。
高校生だよね。。。

(^_^;) 電車、一人で乗り継ぎできないんだ。

大騒ぎしている。でも、そこまでしても来ないといけないらしい。

騒がしくて、明るくて、おじさんだけがこの喧騒の中で寝ている。

ドラマに出てくる家族みたい。
そこに私も自然に入れて、居心地がいい。

 

 

子供の頃、ほぼお向かいに住んでいて、一人っ子の従姉妹と私たち姉妹はとても近い間柄で育った。

ウチは両親の離婚や、その後も色々なトラブルが絶えない家だったけど、常に全ての面でサポートしてくれた。
それは本当に普通では考えられないほどの負担を強いていたと思う。

 

でも、一度も嫌な顔をされてことがない。
いつも明るく面白く優しい笑顔で対応してくれた。
ものすごい偏屈なおっちゃんは、いつも変なことを言って絡んでくるけど、どこまでもウチを守ってくれていた。

 

 

その日は散々食べて笑って、夕方になろうかというころ、看護師になった従姉妹の長女が話し出した。

「今日は話があってきた。」

 

要約するとこうです。
いずれ終末期が来る。
◯◯ ちゃん(私)は、先を心配するタイプやから、終末期にどうなるか不安やと思うし、もう色々考えてると思う。
だから、私の勤めてる病院に来て欲しい。
ウチの病院は緩和ケア病棟も充実しているし新しくて綺麗。
看護師もベテランで選りすぐりばかりがいるみたいで安心できる。

実は看護師長にもすでに相談して色々と聞いてきた。

来てくれたら、何かあってもすぐに駆けつけられるし、毎日、顔を出せるから寂しい思いはさせることがない。

そうしてくれたら、私たちは本当に安心だから。

みんな、家族だから。

 

 

(・_・)  何が起こってるんだろう。

(・_・;)  意味がわからない。モニタリングの撮影かな。

( – _ – ; )  想像を超えた事態で思考停止。

( ´ – ` ).。oO  現実逃避。

 

だけど。でも。
現実にドラマみたいなことが起こってるのかな。。。

( . _ . ) ……..。 夢じゃなくて?

 

 

私の本当の家族は母と姉。
姉からは縁を切られ、母は理解をしてもらうのが難しい人で、病気を受け入れられない。

子供の頃からかなり特殊な激しい環境だった。
だから、所謂普通の家族関係がわからないまま育ってきた。
そんな自覚は全くなかったけど、大人になって社会を知り友人と話すと、自分が特殊な家族の環境と関係だと痛感した。

 

だから、この日の姪っ子の言葉は簡単に理解できるものじゃなかった。

従姉妹はもちろん叔父も叔母も、合意の上で、みんなで来てくれた。

その場では頭が硬直してろくなことが言えなかった。

「ゆっくり考えて候補に入れてね」
と、お見舞いを置いて帰っていった。

そうそう、そして、私がお世話になっているお隣ママへのお土産も一緒に。
これはお世話になっていますって意味よね。
そう言えば母はそこまで考えが至らない。

 

 

数日、考えた。

友達にも相談してみた。

「昔から散々迷惑をかけて、何もお返しができていないのに、これ以上、そして最期まで迷惑をかけるのは許されない。
私の最期に巻き込んで迷惑をかけてはいけない。」

 

そう思う私に、友達たちは色々な話をしてくれた。
少しずつ、固まったココロさんが、やらかくなってきて、やっと意味が理解できてきた。

 

 

私が憧れて羨ましくて、ずっと望んできた支えが目の前にあるんだってわかった。

ただ、「そばにいるから」という言葉。
そばにいていい。
何でも話したり、弱音を吐いたり、心配をかけてもいい。

 

私には絶対にない世界と思ってた。

 

 

「ウチの病院に来て欲しい」

 

 

甘えてもいいのなら。

怖いと言っていいのなら。

 

目を閉じたら、私の最期の時に、大切な友人達と一緒にこの家族に囲まれている情景が浮かんだ。

 

 

この前までは窓しか見えなかったのに。

 

 

 

 

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