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最初のブログ→経緯2乳がん発覚のとき
乳がん発覚~転移告知~現在を時系列で読んでいただくと、心の動きや考え方、身体の状態についてよりご理解いただけると思います。(#^^#)
先日のブログ「薬が切れて、骨転移の激痛」の続きになります。
うたた寝から目がさめると薬が切れていて全身に激しい痛みが走った。
痛くて怖くて、一人が辛くなって、友達にラインを送った。
でも、送るまでに少し迷った。
そんなことで電話したら迷惑じゃないかな。
痛い、怖い!と言われても困らすだけかなって考えた。
でも、そんな事を言ってる方が怒られそうで、何より自分が耐えられそうになくてラインを送った。
それでもまだ私は助けてと言えなかった。
「今日はお仕事よね」
お休みだった。そしてすぐに電話をくれた。
うたた寝をして起きたら痛いと話した。
一人で耐えられなかったと話した。
彼女はいつも私の話を受け止めてくれる。
パニクってるのを隠していたけど、少しずつ自分が落ち着いていくのを感じた。
落ち着いたら逆に一気に涙が出た。
怖かったと言って少しだけ泣いた。
友達って本当にありがたい。
私がもう大丈夫と思えるまで電話に付き合ってくれた。
親友は看護師さん。
私はたまに、アナタは看護師さんだから、知識もあるし、がんの患者にも慣れてるだろうし、痛いとか苦しいって私が言っても大丈夫だよねと言ってしまっていた。
そしたら言われた。
私はアンタの看護師じゃない。
私はアンタの友達やからね。
友達のこんな状態には慣れてない。平気じゃない。大丈夫じゃない。
そう言って怒られた。
すごく悪い事を言ってたと思ったけど、それと同時にすごく嬉しかった。
なのに私は、たまにまた同じようなことを言ってしまう。
なんでかなって考えた。
彼女はいつも私の話を穏やかに聞いてくれる。
だから私は心から安心して落ち着くことができると言っていた。
でもそうじゃない。私が安心できるのは穏やかに聞いてくれるからだけじゃなくて、この子だから。
10代からずっと友達として側にいてくれて、私が信頼してるから。
本当に心から信用できる親友だから。
この子の存在があるだけで私は安心できるから。
なんの仕事かなんて全く関係がない。
なのに、私が看護師さんだからとすぐに言ってしまうのは、看護師になった彼女が私の自慢だからだわ。
働き出して数年後、いきなり看護師になると言い出して、一人暮らしをしながら学費も生活費も何もかも全部自力で頑張って看護師になった。
すごい貧乏もして頑張ってた。
そうやって看護師になった彼女は私にとって、ものすごい自慢の親友だから。
すごいでしょ!
そうやって看護師になったんだよ!
って、いつも思ってるから、すぐに看護師だからって言っちゃうんだね。
私の体調が悪くなっていったり、痛みが酷くなっていくのを見ていて、きっととても心を痛めてくれている。
私はお構い無しに話したい事をベラベラと勝手にぶつけている。
私は自分勝手で相手のことを考えていない。
気づかないうちに、いつのまにかわたしは「ガン患者様」になっていた。
こんな病気なんだからと免罪符を持ってるかのように振舞ってきたのかもしれない。
それでも私はまだ、勝手なわがままを言いたいことがひとつだけある。
「ガン患者様」の免罪符を振り回して、勝手な要求をしてしまう。
昔からの仲間たちとみんなで旅行に行きたい。
まだ私の体が動くうちに。
みんなと一緒に歩けるうちに。
よろしければお願いします😆
読んでいただきありがとうございます😊