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最初のブログ→経緯2乳がん発覚のとき
乳がん発覚~転移告知~現在を時系列で読んでいただくと、心の動きや考え方、身体の状態についてよりご理解いただけると思います。(#^^#)
分かってもらえない時の、ガン患者の気持ち
ガンになった身内や友人から相談を受けることがあると思います。
辛い事や嫌だった話も聞かされることがあると思います。
その時はどうか、その患者さんの目線で話を聞いて欲しいのです。
「Aさんにこんな事を言われて辛かった。腹が立った。」
それが身内同士の話だったら特にあると思うのですが、Aさんの目線で話してないでしょうか?
「Aさんはそんなつもりで言ったんじゃないと思うわ」
「Aさんは心配のあまりそう言ったのだと思うわ」
「きっとAさんはあなたの病状を聞くのが辛かったのよ」
本人とAさんの関係が悪くならないように、諭しているんだと思います。
無意識かもしれませんが、もめてしまわないように、丸く収めようとしているのです。これからも良い関係が続くように。
でもそれって言い換えると、
「悪意じゃないんだから、あなたの受取り方が悪い。」
「悪気がないんだから許してやれ。」
「相手は心配してくれてるんだから、我慢しろ。」
「ショックだったんだから理解してやれ。」
全て、患者本人に対する要求になるのです。
言われて傷ついたのは患者さん本人なのに、その上にまだ何らかの要求をするのですか?
患者側は誰が言ったかでなくて、ただその言葉に傷ついたとわかって欲しいのです。
私と同じ目線で、それを言われたらどれだけ傷つくかを想像して欲しいのです。
そして客観的に両者を見てジャッジなんてして欲しくないのです。
なぜなら、命に関わる大病をしていると、傷つく言葉や行動は元気な人と違うからです。
悪意じゃないのは分かってる!
そもそも、相手が嫌なことを言っても、それが悪意でも悪気でもない事くらい分かっています。
その相手が動揺していたり受け入れられない状態だということも理解してるんです。
わかってる!でも、言われて辛かったんです!
悪気がなかったら傷ついた本人がどこまでも受け入れて許さないといけないの?
私目線にはなってくれないのか?と、一気に信頼できなくなります。
そしてその相手に対しても板挟みにして申し訳ないとも思ってしまうのです。
決して悪口が言いたいのでは無いのです。
誰が言ったとか今後の関係とかを考えずに、傷ついたという事を共感して欲しいだけなんです。
色々な事を我慢したり落ち込まないように目線を変えたり、患者本人は必死で立ち向かってます。
もうこれ以上、余裕なんてない。
できることなら、
「それは辛かったね」
と言って、ウンウンと聞いて欲しいです。
それでスッキリするんだから。
よろしければお願いします😆
読んでいただきありがとうございます😊