手術が終わって傷口が落ち着いたら、すぐに始めるつもりだった放射線治療は、予定外の腹膜炎入院のため、計画より1カ月ほど遅れて始まりました。
2016年1月後半から放射線治療開始
<大体の流れ>
放射線科で事前診察
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CT
(照射ポイントを確実に把握する為)
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初回 マーキング
↓
25回+5回の放射線照射
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治療後の診察
事前診察では危険性など説明を受け、初回ではマーキング。
どの位置にどの角度で照射するか体にマジックで線を引きます。
上半身裸で両手を挙げて照射台の上に寝ます。
技師さん、2,3人の男性に囲まれ。。。。
マジックで体中にしるしや線を引きまくられ。
45歳のおばさんなので、何とも思ってないのは解ってますが
自分ではそんな状態になるとは思ってなかったので、平静を装うも、結構つらい状態でした💦
まぁ、それも慣れとは恐ろしいもので、だんだん普通になっていきました!
ただ、マーキングはしんどかったです~
寝てるだけなんですけど、すごく精密な作業らしく、一回マーキングをして確認し、ずれていると再度マーキングをやり直し、また確認の繰り返し。
「微動だにしていないつもりなのに」
「ご、ごめんなさい。またズレてますか」
一体どうすればいいの~ってくらい進みませんでした。
本当にごめんなさい~
ずれた照射は効果が薄いうえに、胃や食道、肺や心臓に当たると副作用も強く出るので慎重な作業が必要みたいです。
マーキングが終った後は体中マジックだらけ💦
冬だったから良かったけど。
照射が終盤になると、皮膚にも痕跡が出ます。
照射した場所に四角く日焼けのような跡が。
何より辛かったのは、追加の照射時にやけどでただれた事です。
腋窩リンパ節も鎖骨ギリギリまで転移があったので鎖骨上の首に5回照射しました。
それがかなり酷く重度の火傷状態になりました。
「これは酷い。ここまで酷いのは初めてです」
とお医者さんに言われるほどの焼けただれっぷり💦
「写真を撮っていいですか?」
笑顔は作れませんけど。。。。記録するくらいひどいのね💦
どうやら普通より皮膚がかなり薄いそうです。
でも、すっかりきれいに治りましたよ!
色も取れて、あれだけ酷かったのに大丈夫!
事前検査やマーキングの日以外は準備して10分くらいで終わりです。
病院に入って帰るまで1時間かからないくらいでした。
仕事をしながらだったので、毎日最終の16時予約にしてもらったのですが、会社が遠かったため、14時までの時短勤務。
手術やその後の腹膜炎などで体力も落ち、ラッシュがきつかったので10時出勤を続行させてもらっていました。
昼休みは取らず10時~14時の4時間勤務💦
会社は遅刻欠勤は全部給与から引かれる日給月給制なのできた事です。
本当にありがたい。
給与だけを考えると、もし可能なら傷病手当をもらってお休みさせていただく方が経済的には楽です。
私は仕事がたまる方が怖かったし、少しでも動けるなら仕事をしていたかったので時短で通勤させてもらってました。
お仕事内容や会社にもよるので、相談ですね。
<かかった費用>
事前検査・診察 22,900
全乳房照射25回 4,160×25回
部分照射(鎖骨上窩) 2,840×5回
照射後検診 220 →火傷が酷かったので落ち着いたころに経過を見せてほしいとの事だったのでこの金額かな?
→ 合計 137,520 円
出来るだけ月をまたがないようにすれば、高額療養費で少し返ってきます。
そう都合よくはいかないけど💦
<放射線治療時のおすすめ>
・上半身裸で恥ずかしかったのでスポーツタオル持って行ってました。
・マジックが付くので下着は黒がおすすめ。
(後半は火傷が痛くてユニクロブラトップ→手術後に使ったソフトブレス帯を使いました)
・照射場所によっては首元からマジックが見えます。ストールなどで対応をおすすめ。
・皮膚の弱い人は照射後に家で氷嚢で冷やす方がいいです。
(照射後はいいけど、照射前はボディクリームとか不可でした)
傷病手当金も大事ですね!
それも書きますね~
これからの方、がんばってくださいね!